「6万円を20億円にした伝説のトレーダー」とされるロス・キャメロン氏のトレード手法を具体的に解説。
トレード手法の基本的な考え方
ロス・キャメロン氏は、シンプルさを重視しており、多くのインジケーターをチャートに表示させるのではなく、最小限の重要な指標に絞ってトレードを行っています。彼のトレードは、以下の4つの主要な指標に基づいています。
EMA(指数平滑移動平均線): 9日、20日、200日の3本のEMAを使用します。
VWAP(出来高加重平均価格): 機関投資家の平均的な購入価格を把握するために設定します。
出来高: 買い手と売り手の勢いの不均衡を判断する重要な指標です。
MACD(移動平均収束拡散): 買いのタイミングが適切か(緑色)、そうでないか(赤色)を示すために使用します。
銘柄の選定方法
彼のトレード対象は、短期間で大きな値動きをする「モメンタム」のある銘柄です。具体的な選定条件は以下の通りです。
出来高の急増: 前日比で500%以上出来高が増加している銘柄。
価格の上昇: 5%から10%以上価格が上昇している銘柄。
これらの条件を満たす銘柄を見つけるために、彼は「TradingView」のスクリーナー機能を利用し、条件を設定して候補を絞り込みます。特に、安全性を考慮し、バイナンスのような信頼性の高い取引所の銘柄を推奨しています。
エントリーと決済のタイミング
銘柄を選定したら、日足チャートで上昇トレンドの初動にあることを確認し、さらに詳細なエントリーポイントを探るために1分足や5分足に切り替えます。
エントリー: 「マイクロプルバック」と呼ばれる、一時的に価格が下落した後の押し目を狙います。具体的には、押し目形成後の陰線の高値を上抜けた瞬間にエントリーします。
損切り: エントリーした押し目の安値、または移動平均線に厳格に設定します。
利確: MACDが赤色に転換する、あるいは移動平均線がデッドクロスするまでポジションを保有する方法が紹介されています。
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